楽器のメンテナンスって大事 [音楽/ギターetc.]
立て続けに更新です。
今回は楽器のメンテナンスの話。
実は前回のベースの話には続きがありましてね。
あのベースを買ったのが12月の頭。
その後、毎日練習して、だいぶ課題曲は弾けるようになったんです。
そこで気がついたのですが、なんだか2弦の音圧だけが弱い。
初めは気がつかなかったんですが、例の友人と合わせたりもして、2弦だけが埋もれてしまっていることを確信しました。
さらに、3弦を弾く時だけ弦がピックアップに当たってバチバチいっちゃいます。。
いずれも理由はいくつか考えられます。
・ピックアップの感度が悪い
・弦高が合っていない
・ピックアップの高さが合っていない
・弾き方が悪い
・弦が古い(悪い)
おそらくは上の3つだと思いますので、まずはピックアップの感度をチェック。
アンプにつなげたままドライバーの先端でピックアップをコツコツ叩いて音を拾っているか確認します。
で、これは大丈夫。
均等に拾っていると思われます。
それでは弦高とピックアップの高さ。
特に3弦はこのどちらかではないかと思い、軽く自分で調整。
すると・・・
まさかの悪化・・・(苦笑)
いや、よくあるパターンですよね。。楽器やる人はきっと経験があるはず。。
その後も試行錯誤しますが、弦高を下げれば弦が指板に当たってビビり、上げれば2弦の音が小さくなり。。
ピックアップを上げてみれば3弦がピックアップにバチバチ当たってしまいます。。
もうこれはどうにもならん!というわけで、これを買った御茶ノ水の楽器屋さんに持って行きました。
店員さんの見解では、ピックアップの下に敷いてあるスポンジの高さもマズイのではということ。
ピックアップの下にスポンジが敷いてあるなんて初めて知りました!
確か僕のテレキャスターやレスポールスペシャルなどはなかったんじゃないかな・・・?自信ないけど。。
で、開けてみると案の定スポンジがおかしな形に変形していて、ピックアップの高さ調節とバランスに制限がかけられているような状態でした。
そのスポンジを削ってフラットにしてくれ、さらに僕も原因として疑った弦高なども「見た感じ、標準より低いセッティングになっているので調節し直します」とのこと(あ、それはおれがいじっちゃったからかも・・・汗)。ついでに「若干ガリも出ているから見ときます」って(それもおれが無理矢理トーンノブをグイッと回した時からだ・・・汗)。
余計な仕事増やしてスミマセン。。
昼メシにラーメンを食いに行ったり、買う気のないギターを試奏したりして待つこと1時間ちょい。
完了しましたとの連絡。
お店に戻り調整されたベースを鳴らしてみると・・・
すげぇ!!
問題点が完璧に解消されている!!
すげぇよ!ホントに!
ありがとうごさいます!!!
いや、楽器屋の店員なんてどうせアルバイトとかで、リペアマンでもなんでもないんだろうから、難しい調整はできないだろうと正直期待していなかったのです。
でもこの結果!
しかもタダ!(笑)
で、その店員さんが「もっとちゃんと調整してからお渡しすればよかったんですが・・・すみませんでした」と謝ってくれました。
そうそう、前回書かなかったのですが、実はこのベース、前のオーナーがお店に売却した次の日に僕が訪れて購入したのです。
プライスタグもさっき作ったばっかってタイミングで買ってったんです。
だから、ネックやフレット、電気系統などの簡単なチェックはしたけれど、細かいとこまではまだ見きれていなかったということだったのでしょう。
しかしまぁ、今回こういう形で自分が気になるポイントを徹底的に直して、自分が弾きやすいように調整してもらえて結果としてはこれでよかったよ。うん。
若干弦高が上がった分、弦のテンションがきつめになって音がタイトな感じに変わっちゃったけど、それもまたいいかな。
とにかく店員さんホントありがとう!!
ところで、こんな一件があって、ギブソンのアコギの状態も気になりました。
こちらは普段から気をつけていて、新居に越してから少しだけネックが順反りしてきている様子だったので、これまで張りっぱなしだった弦は緩めるようにしていたんですが、いまだに直らないんですよね。。
なので、こんな時のためにネックに仕込まれているトラスロッドという鉄の棒を回すことによって矯正することにしました。
しかし問題が発生!!
ギブソンのアコギはトラスロッドを回すとこの形状が普通のアコギとちがーーーう!!
これが僕のギブソン。
こちらが一般的なアコギ。
ほらね。普通はメスなので六角レンチで回せるんだけど、ギブソンはオス。
しかも普通は付属品として六角レンチが付いてくるんだけど、ギブソンには何もついてこなかった。。
困ったな。
調べてみるとボックスレンチとかソケットレンチと呼ばれるやつが必要。サイズは5/16インチ(8mm)。
と、いうわけで早速ホームセンターで購入。
やれやれ。。
さて、やるか!
トラスロッドは時計回りで順反りを補正。反時計回りで逆反りを補正です。
現状ほんのちょっとの順反りなので、慎重にほんの少しずつ回します。これ、本当にちょっとで違いが出ますし、回しすぎると最悪割れたりしますから気をつけて。。
しっかり定規で測りながら適正といわれる高さに設定できました。
ちなみにですが、ネックがまっすぐか確認するためには1フレットと最終フレットを押さえて、フレットと弦の隙間がほんの紙1、2枚分空くくらいがちょうどいいらしいです。最終フレットを押さえる時小指を使うと親指が12フレットあたりにとどくので少したたいてやると隙間が空いてるかわかります。
調整後。写真ではわかりにくいかもしれませんが、ほんの少しだけ隙間があります。ネックまっすぐです。
これが普通に弦とフレットが当たっちゃうと逆反り気味。隙間が空きすぎの場合は順反りですね。
ただ、ネックはねじれたりもするので、ヘッド側やボディ側から目視で確認することも大事です。この場合指板に映る弦の影がまっすぐかどうかで判断できますよ。
また、弦高はネックだけの問題ではなく、サドルの高さにもよります。
何も押さえない状態で12フレットがどのくらいが空くか見るのがいいみたい。6弦で2.5mmくらい、1弦で2mmくらいがいいらしいです。
調整後。おおむね2.5mmということで良いでしょう。
ネックはまっすぐなのに、弦高が高い場合はサドルを削るしかないらしく、これは素人がやると危険っぽいです。楽器屋さんにお願いした方がよさそうですね。
弦高については好みもありそうですが、確かにこのくらいが弾きやすく、ビビりもなくていい感じです。
幸い僕のギブソンはネック調整だけで適正な弦高に戻りましたので、とりあえずこれでいいでしょう!
今回は弦高をはじめとした楽器の調整についての記事でした。
弾きやすさや音にも関わってくる大事なポイントです。
チェックしてみて、できるなら自分で調整してみてもいいし、難しい部分は素直に楽器屋さんに相談するといいと思いますよ〜
今回は楽器のメンテナンスの話。
実は前回のベースの話には続きがありましてね。
あのベースを買ったのが12月の頭。
その後、毎日練習して、だいぶ課題曲は弾けるようになったんです。
そこで気がついたのですが、なんだか2弦の音圧だけが弱い。
初めは気がつかなかったんですが、例の友人と合わせたりもして、2弦だけが埋もれてしまっていることを確信しました。
さらに、3弦を弾く時だけ弦がピックアップに当たってバチバチいっちゃいます。。
いずれも理由はいくつか考えられます。
・ピックアップの感度が悪い
・弦高が合っていない
・ピックアップの高さが合っていない
・弾き方が悪い
・弦が古い(悪い)
おそらくは上の3つだと思いますので、まずはピックアップの感度をチェック。
アンプにつなげたままドライバーの先端でピックアップをコツコツ叩いて音を拾っているか確認します。
で、これは大丈夫。
均等に拾っていると思われます。
それでは弦高とピックアップの高さ。
特に3弦はこのどちらかではないかと思い、軽く自分で調整。
すると・・・
まさかの悪化・・・(苦笑)
いや、よくあるパターンですよね。。楽器やる人はきっと経験があるはず。。
その後も試行錯誤しますが、弦高を下げれば弦が指板に当たってビビり、上げれば2弦の音が小さくなり。。
ピックアップを上げてみれば3弦がピックアップにバチバチ当たってしまいます。。
もうこれはどうにもならん!というわけで、これを買った御茶ノ水の楽器屋さんに持って行きました。
店員さんの見解では、ピックアップの下に敷いてあるスポンジの高さもマズイのではということ。
ピックアップの下にスポンジが敷いてあるなんて初めて知りました!
確か僕のテレキャスターやレスポールスペシャルなどはなかったんじゃないかな・・・?自信ないけど。。
で、開けてみると案の定スポンジがおかしな形に変形していて、ピックアップの高さ調節とバランスに制限がかけられているような状態でした。
そのスポンジを削ってフラットにしてくれ、さらに僕も原因として疑った弦高なども「見た感じ、標準より低いセッティングになっているので調節し直します」とのこと(あ、それはおれがいじっちゃったからかも・・・汗)。ついでに「若干ガリも出ているから見ときます」って(それもおれが無理矢理トーンノブをグイッと回した時からだ・・・汗)。
余計な仕事増やしてスミマセン。。
昼メシにラーメンを食いに行ったり、買う気のないギターを試奏したりして待つこと1時間ちょい。
完了しましたとの連絡。
お店に戻り調整されたベースを鳴らしてみると・・・
すげぇ!!
問題点が完璧に解消されている!!
すげぇよ!ホントに!
ありがとうごさいます!!!
いや、楽器屋の店員なんてどうせアルバイトとかで、リペアマンでもなんでもないんだろうから、難しい調整はできないだろうと正直期待していなかったのです。
でもこの結果!
しかもタダ!(笑)
で、その店員さんが「もっとちゃんと調整してからお渡しすればよかったんですが・・・すみませんでした」と謝ってくれました。
そうそう、前回書かなかったのですが、実はこのベース、前のオーナーがお店に売却した次の日に僕が訪れて購入したのです。
プライスタグもさっき作ったばっかってタイミングで買ってったんです。
だから、ネックやフレット、電気系統などの簡単なチェックはしたけれど、細かいとこまではまだ見きれていなかったということだったのでしょう。
しかしまぁ、今回こういう形で自分が気になるポイントを徹底的に直して、自分が弾きやすいように調整してもらえて結果としてはこれでよかったよ。うん。
若干弦高が上がった分、弦のテンションがきつめになって音がタイトな感じに変わっちゃったけど、それもまたいいかな。
とにかく店員さんホントありがとう!!
ところで、こんな一件があって、ギブソンのアコギの状態も気になりました。
こちらは普段から気をつけていて、新居に越してから少しだけネックが順反りしてきている様子だったので、これまで張りっぱなしだった弦は緩めるようにしていたんですが、いまだに直らないんですよね。。
なので、こんな時のためにネックに仕込まれているトラスロッドという鉄の棒を回すことによって矯正することにしました。
しかし問題が発生!!
ギブソンのアコギはトラスロッドを回すとこの形状が普通のアコギとちがーーーう!!
これが僕のギブソン。
こちらが一般的なアコギ。
ほらね。普通はメスなので六角レンチで回せるんだけど、ギブソンはオス。
しかも普通は付属品として六角レンチが付いてくるんだけど、ギブソンには何もついてこなかった。。
困ったな。
調べてみるとボックスレンチとかソケットレンチと呼ばれるやつが必要。サイズは5/16インチ(8mm)。
と、いうわけで早速ホームセンターで購入。
やれやれ。。
さて、やるか!
トラスロッドは時計回りで順反りを補正。反時計回りで逆反りを補正です。
現状ほんのちょっとの順反りなので、慎重にほんの少しずつ回します。これ、本当にちょっとで違いが出ますし、回しすぎると最悪割れたりしますから気をつけて。。
しっかり定規で測りながら適正といわれる高さに設定できました。
ちなみにですが、ネックがまっすぐか確認するためには1フレットと最終フレットを押さえて、フレットと弦の隙間がほんの紙1、2枚分空くくらいがちょうどいいらしいです。最終フレットを押さえる時小指を使うと親指が12フレットあたりにとどくので少したたいてやると隙間が空いてるかわかります。
調整後。写真ではわかりにくいかもしれませんが、ほんの少しだけ隙間があります。ネックまっすぐです。
これが普通に弦とフレットが当たっちゃうと逆反り気味。隙間が空きすぎの場合は順反りですね。
ただ、ネックはねじれたりもするので、ヘッド側やボディ側から目視で確認することも大事です。この場合指板に映る弦の影がまっすぐかどうかで判断できますよ。
また、弦高はネックだけの問題ではなく、サドルの高さにもよります。
何も押さえない状態で12フレットがどのくらいが空くか見るのがいいみたい。6弦で2.5mmくらい、1弦で2mmくらいがいいらしいです。
調整後。おおむね2.5mmということで良いでしょう。
ネックはまっすぐなのに、弦高が高い場合はサドルを削るしかないらしく、これは素人がやると危険っぽいです。楽器屋さんにお願いした方がよさそうですね。
弦高については好みもありそうですが、確かにこのくらいが弾きやすく、ビビりもなくていい感じです。
幸い僕のギブソンはネック調整だけで適正な弦高に戻りましたので、とりあえずこれでいいでしょう!
今回は弦高をはじめとした楽器の調整についての記事でした。
弾きやすさや音にも関わってくる大事なポイントです。
チェックしてみて、できるなら自分で調整してみてもいいし、難しい部分は素直に楽器屋さんに相談するといいと思いますよ〜
2015-12-23 21:58
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